うちの母は、ケセラセラ♪

炭団のおにぎり


母が作ったおにぎりは何故に美味しいのだろうか・・・


親戚や近所の方も、母のおにぎりを食べたいと言います。


真っ黒な『炭団』のようなおにぎりです。
たどんと言っても今の人はほとんどの方が知らないと思いますが、
炭団は、粉炭を球状に丸めた炭の事です。


私がまだ子供の頃は、家でも火鉢が置いてありました。
就寝時には、火鉢の中で、赤々としている炭団に灰をかけて
おいて、明くる日灰をかき分けるとまだ炭団には
火が残っていました。
今や火鉢は車庫で眠っています。


母のおにぎりは、ご飯の部分が全く見えないまん丸の真っ黒な
おにぎりなんです。
近所の方は、母の作った『炭団』が食べたいと言ったそうです。


作っている所を見ると、どんな隙間にも丁寧に海苔を貼り付けて
います。


何よりも不思議なのは、その海苔がラップに貼り付かないのが
私にはどうしても出来ない技でした。


私はそんなに丁寧には海苔は付けません。
私のおにぎりは、一枚の海苔を四分の一に切ったものを
2枚付けます。
隙間は気にしません。


そして、海苔を付けた上からも軽く手に塩をつけて握ります。
これは母に聞いた技です。
母は、おにぎりを食べるまでの時間、食べる場所などに
よって塩加減が違うのだと教えてくれました。


ところが最近発見したんです。
海苔を隙間無くつけるとラップに貼り付きにくいと言う事を。


それは何となくわかったのですが、
それでも母のおにぎりのように、塩加減もいつも丁度よく、
海苔とご飯が一体になっている感じは私には出せません。



相変わらず毎朝、旦那のおにぎりを作っていますが、
大きさも塩加減も日によって違うのが私のおにぎりです。



最近では、貼り付かないアルミ箔がありますが、
アルミ箔をくしゃくしゃにしておくと
貼り付きにくいよ、とこれも母の技です。





私の弁当のお新香です。
突然思いついて携帯で撮った写真なので
うまく撮れませんでした。
少し食べてしまった後です。


キュウリ、瓜、ダイコン、それにキャベツとミョウガと生姜を
刻んだものに鰹節をかけてくれます。


黒くてよく見えないと思いますが、キャラブキの佃煮です。
私も手伝って筋を取りました。





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