うちの母は、ケセラセラ♪

急展開です。


突然、退院になりました。



夕方、先に病院に行っていた旦那からメールが
入りました。
『担当の先生から、可愛そうだけれど、やはり退院はまだ無理だと思う、
30日からの外泊で、1月4日に帰ってくればいいので、
それでどうかとの事、これは自分の考えだが、
後で他の先生方とも、もう一度、最終、話し合いをするので、
もう少し待ってほしいと言われました』 とのメール。



 《そうかぁ・・・可愛そうだけど、きちんと治す為には、
  そのほうがいいのだろうなぁ》



ところが、私が病院に着いた時には、なぜか退院が決まっていたんです。
びっくりでした。



病院も休みに入ってしまい、先生方も最終決断を急ぎしなくては
ならなくなっていました。



結局、母の場合、急激に糖尿になった原因が、サイダーだろうと
言う事がわかって来ました。



ここ数ヶ月、なぜか口がさっぱりしないので、サイダーばかり
飲んでいたそうなのです。
ケースでサイダーを買って飲んでいました。
時には、サイダーにカルピスを入れて飲んでいたそうなのです。
以前は、これほどサイダーを飲まなかったのが、今年に入って
やたら、サイダーだけが美味しく感じたそうです。



さほど、大食いではないし、サイダーさえ止めれれば、
治るだろうと言う事で、長い目で見て、食事制限を守ると言うのを
原則として、退院許可しましょうと言う事でした。
ただし、1月の外来で、結果が悪ければ、また入院と言う事もある
ので、食事制限だけは、守って下さいとの事でした。



母のサイダーは先生や看護士さんの間で有名になってしまい
「サイダーの人・・・」「サイダーでなった・・・」など、
言われ、若い先生方は、「サイダーにカルピスは最悪だな・・・」と
言っていたそうです。
母は、大笑いしていました。



私としては、こんなに簡単に退院が決まってしまって
いいのかしら・・・と拍子抜けです。



母は、「もう2度とサイダーは飲みません!」と
言っています。
そりゃそうでしょうね。これだけ、サイダー、サイダーと
言われているんですから。



退院が決まって、看護士さんに、


母       「退院になったんですよ。」
        「看護婦さんに会えなくなっちゃうのは寂しいけど・・・」



看護士さん 「よかったですね。 でも、本当に寂しくなっちゃいますよ。」
        「こんなに可愛らしい、おばあちゃまは、いないですもの」


と言って部屋を出て行きました。




母は、看護士さんが出て行ったほうを見て固まっていましたが、
すぐに、私のほうに向き直った母は、口をあんぐり開けたまま、
暫し私を見て、



母 「??△□*X○???」
  「 今、何て言った?  何か変な事言わなかった?」



私は可笑しくて、可笑しくて、笑いが止まらなくなりました。



私 「可愛らしい、おばあちゃまだって・・・」



母 「何か、あんまり世の中で聞いた事ないような事、言ったよね?!」
   ・・・・・・・・・・  
  「そうかぁ・・・まいったなぁ・・・かわいい、おばあちゃまかぁ・・・
   とうとう、そこまで落ちちゃったのかぁ・・・まっさか、そこまで
   行くとは思わなかった・・・」



と笑っています。



以前に、「品のいいおばあさん」と言われた事があって、
「品のいいおばあさんだって! 馬じゃないんだからさぁ・・・」と
言っていましたが、今度は「可愛いらしい、おばあちゃま」で大笑い。



80歳は過ぎていても、おばあさんとか、おばあちゃんと言われるのが
嫌なんです。
まあ、多少は諦めてはいるようですが、やっぱりピンとこないみたいです。



孫がいないせいもあるかもしれません。
呼ばれ慣れていないんです。



でも、可笑しかった。



と言う事で、急展開。
退院です。



これからが大変です。
もうすでに、帰ったら、餡を煮て、少し煮物も煮て・・・何て言っています。



  《話しがちがうじゃないの・・今年は、久し振りに家で迎えるお正月、
   煮物はしないと言う約束で、初めておせち料理を注文しました。
   2種類も注文したのに・・・・どうなってんの!・・・・・》




入院中に編み上げたチョッキです。
携帯で撮ってみました。






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