スキー用の帽子とマフラー

この帽子とマフラーは小学生の頃に編んで貰ったものです。

帽子とマフラーのこのセットを母は何と４セット編みました。

私が小学生の頃に交換会と言うのがありました。
新潟の十日町の小学生と東京の小学生とが
お互いの家にホームスティして、その土地の生活を体験する
と言うものです。

２〜３人単位でお互いの家に泊まります。

２泊３日の短い期間ですが、東京の子供達は、十日町でスキーをしたり、
かまくらやら雪のある暮らしを体験し、十日町の子供達は、
東京見物や東京での生活を体験します。

まず最初に我が家に十日町に住む小学生３人が来ました。
女の子ばかりが４人（母を入れると女性は５人）の我が家は
突然賑やかになりました。
銭湯を知らない十日町の子供達を、家の前にあった銭湯に連れて行ったら
大喜び、今でも母は思い出すと言います。
「あの時は驚いたね。突然湯船にザブンだもの。」

彼女達が無事帰り、その後に、今度は私が、その子達のお家で
お世話になったのですが、３人のお宅で、家に家にと私達は引っ張りだこ。
本来は、どこか一軒のお宅に滞在する事になっているのですが、
私と私と一緒に行った友達２人は、１泊ずつ違うお宅で
お世話になったのです。

その時、この帽子とマフラーを、私の他に十日町から来た３人の
子供達の分もお揃いで編んでくれました。

この毛糸は太いので、１日で簡単に３セット編んだそうです。

十日町の３人、今はどうされているのやら。
案外結婚して近所に住んでいるかもしれませんね。

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