三方
会社で10月からパートさんを8名入れました。
パートさん達は、3時に休憩を取るので、最近はお菓子の
配給をよくします。
先日、家から持って来た豆菓子を配ろうと思いました。
豆菓子は中身を手渡しと言う訳には行きません。
・・・さて?
ふとその時、母がよく折っている三方を思い出しました。
母は近所の子供達が来ると三方や角香箱を折って
そこに飴などを入れてあげていました。
母は子供が好きなので、子供を遊ばせるのがとても上手です。
店の2階に越してきた学生さんが学生結婚してすぐに
生まれた赤ちゃんを、母がいつも預かっていました。
その子はいつも母から離れず、他に引っ越しした今でも
よく遊びに来ます。
母はその女の子にも折り紙を折ってあげたり、お手玉をしたり、
その他にも、側にあるものをうまく遊び道具にしてしまう
名人なのです。
そして話しは戻りますが、私は閃きました。
豆菓子を三方を折ってそれに入れたらどうかなと。
ところが三方の折り方がわかりません。
以前は折れたはずなのですが、
情けない事に折り紙で現在すぐに折れるのは鶴だけです。
母は今年6月にカイが来る前に遊び道具を準備していました。
小さいキャンディーが入っていた缶をいくつも用意して、
缶の中それぞれに、干しぶどう、豆、あられ、干した小魚、
干しアンズ、ラムネ菓子などを入れました。
手のひらに乗るくらいの小さい缶です。
母がこの中に入っていたコーヒーキャンディーが好きなので
家にはこの缶がたくさんあります。
母 「カイが来たらね、さあ、なにが入ってるかな?って
当てさせるんだよ。」
中身はカイの好きなものばかりです。
そして何より母の好きなものばかりなんです。
先日サンディエゴに送った荷物の中にも、この缶を
入れました。
大きな段ボールにいっぱいの食料品を母が用意して、
カイが保育園に通い始めたと言うので、
アンパンマンの水筒、絵本も旦那が買いました。
荷物が到着して電話がありました。
カイは大喜びで缶を開けて、レーズンや豆を食べながら、
電話で言ったそうです。
「おっかぁーしゃん、ありっと(おかあさん、ありがとう)」
カイはみんなが母の事をお母さんと呼ぶので、
すっかり覚えてしまったのです。
土曜は保育園のお祭りで、カイは「げんこつ山のたぬきさん」で
太鼓をたたくそうです。
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