裏事情
私より先に帰った旦那に母が、
母 「今晩、ご飯炊こうかどうしようか?
私は麺類が食べたいんだけど。」
と言ったそうです。
旦那 「お母さんが御飯食べないのなら、炊かなくていいよ。
明日の朝炊いたらどう?」
母 「そんな事言ったってね。昔は大晦日には、御飯を
沢山炊いておくもんだった。
生涯食べるものに苦労をしないと言ってね。」
旦那 「でも、今日は大晦日じゃないよ。」
母 「そりゃそうだね。」
実は、これには母にとっての隠れた事情があったのです。
ガス台の説明会で頂いて来た、専用ガス炊飯器に凝っている
母は、予約の出来ない炊飯器の為に、
毎朝30分早く起きてガスに火を付けていましたが、
ここのところ少々疲れて来たらしい。
ガスで炊くご飯は美味しいし、点火して約30分ほどで
火が消えて炊きあがるなんて、簡単便利と大絶賛していた
のですが・・・
母 「火をつけるのに、早すぎてもだめだし、
遅ければ間に合わないし・・大変なんだよ。」
ちょっと泣きが入りました。
旦那 「無理しなくてもいいのに・・・。
うちには炊飯ジャーがいくつもあるじゃない。」
待乳山聖天さんの銀杏です。