うちの母は、ケセラセラ♪

浅草の夜

寝坊をしました。


以前は、時間になっても降りてこない私を、
「どーしたのー」
「おきないのー」


ブーっと、インターホンのブザーを押しては、
母が起こしてくれたのですが、
今は、誰も起こしてくれません。



母は、毎朝、旦那と私に持たせる、お新香と、
私が朝食べるヨーグルトに入れる果物をむいて、
パックに入れてくれていました。



今私は、毎朝5時に起きて、母の糠味噌をかき回し、
ご飯を炊いて、果物を母に供えます。
そして、お花の水をかえて、旦那のおにぎりを作って、
自分のお弁当を作って、そして、旦那と一緒に家をでます。



毎日が慌ただしく過ぎて、仕事から帰って来て、
食事を済ませると、何も出来ない日々が過ぎます。



仕事は、母が在宅だった期間とその後も
カイ達がいた期間の、約2ヶ月ちょっとの間、
家で仕事をさせて貰い、4月始めから復帰しました。



まだ母の遺品に手を付ける事も出来ず、
思い出しては泣いている私に、
旦那は、何かと外で食事を誘います。



かと言って、あまり家を開けたくない私なのですが、
旦那と待ち合わせて、仕事帰りに一杯やって帰る事が
増えました。



最近、私達の間で流行っているお店。
「ニュー浅草」
なんと言っても安い。
ここは昼間から通しでやってる飲み屋。
真っ昼間から親父達が飲んでいます。
でも、終わりは9時と閉めるのが早い
変わった飲み屋です。



ここで飲んだ後、
「どうする? ラーメンでも食べる?」と旦那。


「ん・・・ラーメンねぇ。」と私。





浅草は、だいたい夜8時になると、ほとんどのお店が
閉まってしまいます。


6時ぐらいから、閉め始める店がボチボチ出てきて、
8時には、仲見世、新仲見世は綺麗に閉まってしまいます。


浅草の夜は早いのです。



ところが、ふらふら歩いていたら、雷門通りの向こう側に
電気が付いている。
もう9時過ぎていたと思います。



和菓子屋の「亀十」。
こんな遅くまでやってるんだぁ・・・。


隣の「西村屋」は閉まっています。



すっとんでいって買いました。
母に供えるのにちょうどいい、可愛いお菓子。
母がいたら、きっと「かわいいねぇ・・」と喜ぶに違いない。





これは、可愛い飴細工のお寿司




今年は、三社は取り止めになりました。
鳥越祭りは御輿がでませんでした。
朝顔市は中止です。
浅草サンバカーニバルも中止だそうです。




ほうずき市は、今週末催されます。



中に入っているのはゼリーみたいです。




母も私も大好きな、五家宝
「かぼ、ちょうだい」幼い私が、母に連れられ
近所のお菓子屋で、そう言って買ったのだそうです。
きな粉色ではなく、この緑色のが大好きなんです。




そして、「亀十」の有名な、どら焼き。


買ってすぐに1個食べました。




そして、先日も、
アサヒビールのビルの「23番地カフェ」で、
仕事帰りにやはり旦那と待ち合わせて一杯。



外にテーブルが出してあって、気持ちのよい
セルフサービスのビアガーデンになっています。



時間が遅かったせいなのか、店は混んでいました。
カメラが設置されていて、客ではないような人もいて、
変だなと思ったのですが、あまり気にせず、空いていた
一番端っこの席へ。



暫くすると、ざわざわ人々が騒ぎ出しました。
テレビの撮影でした。
テレビ東京の「モヤモヤさまぁーず」と言う番組。



実を言いますと、この番組、旦那が好きで、
いつも見ている番組なんです。



昨日オンエアされました。
一番端っこの席だった私達は、絶対に写ってないと
思っていましたが、ほんのちょっとだけ期待して
録画を撮っておきました。


ガラス越しに2人しっかり映っていました。
旦那の後姿も少しだけ。




「うつってる! うつってる!」 




「お母さんがいたら、きっと言ってたね。


 『え? どこにうつってるの?
  なんだい、これじゃあ誰だかわからないじゃないか。』


 って」






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