ストラップ
久し振りにビーズを載せます。
随分古い作品です。
ストラップ
くすんだ色合いです。
グレー系のシャドークリスタルに、くすんだ赤のシャムを
入れています。
ロンデルが１つ入っています。
私のバックに付いていました。
ビーズも、レース糸と同じく、たくさん残っています。
果たして私は母の残して行ったビーズが出来るのでしょうか？
実は、母が始めた頃、私も手を出した事があります。
でも、私には、丁寧に書かれた図案が付いていても、
難しくて、しかも、小さな同じ穴に、何度もテグスを
入れて行くのが難しかった。
母がビーズをやるようになったのは、私の企み？から。
もちろんそれは、自分の物を作って貰おうと言う
魂胆からです。
私が勧めたのがきっかけでしたが、
でも母も興味を持ちました。
そして、何冊かの本を見て、すぐにどんどん作品を
作り上げ、ビーズにはまっていきました。
母は、編み図を見る事なく、ビーズ作品を見ただけでも
そっくり同じものを作る事ができました。
ビーズをなさる方には、それは、普通の事かも
しれませんが、私には、考えられない事です。
そして段々母は、オリジナルのものを
作って行きました。
本人曰く、同じものは２度作れない・・と笑うのですが。
母にとって、ビーズ手芸は、レース編みのような長い歴史が
ある訳ではありません。
それに、持ち運びが楽で、どこででも手軽に出来るレース
とは違うので、ビーズは、ここ数年は、体調もあってか、
あまりやってはいませんでした。
かなり残されたストック。
私も興味はある事はあるのですが、果たして私に出来るのか・・
疑問です。
どちらにしても、まだ母のもの、何も整理が出来ていません。
母の葬儀に来てくれた、私の幼なじみと、彼女のお母様。
その日、彼女のお母様は、最近少し具合が悪いのだけれど、
でもどうしてもお別れをしたくて・・・と
無理を押して来て下さいました。
そして、葬儀の翌日には、病院に行って
検査をしてもらうのだとおっしゃっていたのです。
けれど結局、その後それほど日をおかず、
彼女のお母様は、急逝されてしまいました。
その一年前にお父様を亡くされたばかりだと言うのに。
想像出来ない突然の出来事で、彼女の悲しみは
計りしれません。
彼女のお母様の葬儀の日、彼女と２人抱き合って
泣きました。
その彼女と先日会った時の事、
「家にいたからと言っても、何もまだ片づいてない。
父親のもまだ何もしてないのに・・・」
彼女が言いました。
《私だけじゃあないんだ・・・・》
それにしても、いったいいつになったら、
どこに何があるのかがわかるのか・・・
あぁ・・・やんなっちゃう。
ずっと母がバックに入れて持ち歩いていた
母のＭＹ箸が見つからなくて・・・。
どこかに仕舞い込むはずもなく、どこへ消えたの。
ところが、つい先だって、ふと思い出したのです。
（半年近くも経ってです）
ＭＹ箸があれば、どこででも食べられると、
母に持たせたんじゃなかったっけ・・・？
う・・・ん、確かそう言えば棺に入れたような・・・
旦那にも聞いたら、「そうかもしれない。」と、
こちらも、心細い返事です。
だとしたら、それじゃあ、いくら探しても見つかるはずは
ありません。
母が笑っています。
「なにやってるの。 いくら探したって見つかる訳ないよ。
ここにあるよ。」と。
もう少し、気持ちの整理と荷物の整理が出来たら、
きっと荷物の在処もちゃんと収まる所に
収まるのでしょう。
焦るな焦るな・・・
・・この言葉、どこかで聞いた・・・
・・焦るな焦るな・・・
ふと思い出しました。
先日、前のブログを見ていて・・
母の言葉、
私も同じような事を言ってる・・な・・
