ハロー、グンナイ若旦那
母が80才を過ぎてから、初めて持った携帯は、東芝製。
携帯の中に「くーまん」と言う、くまが住んでいました。
くーまんは、くーまん語で、おしゃべりをします。
くーまん語は、最後に必ず、「でふ」が付きます。
例えば、
誰かと携帯で話しをしていると、
「お友達とお話し楽しかったでふか?」とか
夜遅くに携帯で電話したり、メールしたりしていると
「遅くまで起きてると体に悪いでふ。」とか
言います。
母は、くーまんに非常に興味を持った事がきっかけで
すぐにメールを覚えました。
くーまんは、携帯がある場所を感知し、
その土地柄に合った話しで話しかけて来ます。
東京にいると
「東京タワーのてっぺんに登ってみたいでふ。」
「六本木では、有名人に会えるでふか?」
そして、くーまんと記念撮影も出来ます。
背景は、土地によって変わり、東京だと東京タワーの前、
京都は舞妓さんと一緒に記念撮影。
「祇園の舞妓さんは憧れるでふ♪
くーまん奴になりたいでふ〜」 こちらは、東尋坊にて撮影
なので、旅行に行くと、土地ごとにくーまんと
記念撮影するのが楽しみでした。
初めての携帯を使い始めた当初の、
母と旦那のメールのやりとりは、
すべて、くーまん語でした。
「でふ」がすべてに付いています。
そして・・・
「左と右が巻いて居ますでふ」とは、
美容院から帰って来たばかりの母の髪型です。
くるんとなってるでふ
時には、こんな絵文字も入れて・・・
「良かったでふね」の、ふねが、船の絵文字になっています。
これで、「・・でふね〜」なんです。