母が作ったポチ袋
懐かしい友達2人から電話をもらいました。
年賀状のやりとりだけで、もうずっと会っていなかった友達ですが、
年賀状欠礼の葉書を出した事で、驚いて電話をくれたのです。
もう・・・20年ぐらいは会ってなかったのじゃないかな・・・
それでも2人とも母の事をとてもよく覚えていてくれて、
話しは止まる事を知らずに、随分長電話になりました。
1人は、彼女が結婚して間もなく旦那様の転勤で
海外で暮らしていた頃。
私が海外旅行に行ったのを機会に、彼女に会いに
行った事があります。
友達 「あの時、お母さんにたくさん可愛いお土産頂いたの、
まだ使ってるのよ。」
私 「え? そうだった?」
友達 「そう・・すっごく可愛い、箸置きとか作って
下さって、色々とたくさん頂いたの。
可愛くって、今でも使ってるの。」
・・・そんな事があったんだっけ・・・
記憶の糸をたぐり寄せて・・・
そういえば、私が彼女に会うと言う事を言ったら、
母は、色々なお土産を用意してくれたっけ・・
「外国にいるのだから、こういうのが喜ばれるんだよ。」
まだ小さい彼女のお嬢さんにと
折り紙なども持たせてくれたのを思い出しました。
そして、その折り紙で箸置きを作ってくれたのも入れて
くれたんだと、わずかな記憶が・・
私 「あぁ・・箸置きって・・折り紙で折った?」
友達 「そうなの・・・すっごく可愛いの。」
どんなだったっけ・・・
そして、その友達との電話を切った後、
計ったようにもう一人の友達から電話が・・
友達 「昔、おじゃました時の事、お母さんの事すごくよく
覚えているの。
江戸っ子って感じのお母さんだったわ・・。」
・・・そうかぁ・・遊びに来てくれた事があったんだっけ・・・
彼女達は、以前の会社に、まだ私が入ったばかりの頃の
友達ですが、住まいが家からは遠かった事もあって、
家に来てくれた事を忘れていました。
・・・ はるばる遠くまで遊びに来てくれたんだっけ・・・
遠い所をまた、近いうちにお線香をあげに来たいと
言ってくれました。
たくさんの人々の記憶の中で生きていてくれている母。
皆様に本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、何よりも母には感謝の気持ちでいっぱいです。
生きている時に伝えられなかった感謝の言葉。
ちょっと遅いけど
ありがとう、お母さん
こんなのが出て来ました。
これは、箸置きではありませんが、
折り紙で母が作ったポチ袋です。