カシミヤとアンゴラで編んだ上っ張り
今年も本当に押しつまって来ました。
来年は旧正月が1月なので、仕事も駆け込みで
連日息つく間もなく目はしょぼしょぼです。
昨年の今頃はと考えると、病院に寝泊まりして
病院から会社に通っていたんだっけ・・・
病院に通いながらも、土日出勤が続いたのを思い出しました。
じっくり考える間もなく昨年の年末は過ぎて、
それでも、お正月は母も家に戻り、家族揃って
過ごす事が出来ました。
そして4日に、病院に戻る時、
母は、着物を着て行くと言ったんです。
その時私はとまどいましたが、
私 「どの着物を着て行く?」
母 「絞りの着物だしてくれる?」
私は、とりあえず、急いですべて揃えました。
母は、ベッドに座って、自分で襟を付けると言うので、
裁縫箱を持って来て母に渡しました。
帯は付けずに、コートを着ました。
母が自分で編んだショールをかけて。
そして病院に戻りました。
ものすごい気力でした。
弱り切った体でしたが、
母は、どんな時も身だしなみに気を配り、
最後まで美しく母らしく今年のお正月を過ごしたのです。
そんなお正月、ついこの間だったのに・・
また新たなお正月はもうすぐです。
上の写真は前に載せた写真です。
母が縫った和服用のコートと、カシミヤの毛糸で
編んだ長いショールです。
下の写真は、毛糸で母が編んだ上っ張り。
初めてアップします。
薄いピンク色のカシミヤとブルーのアンゴラの2本取り。
とても暖かくて、軽く、
昔、母は家にいる時に、よく着ていました。
肩上げが上げてあります。
随分着て、もう大分くたびれて来ています。
モデルは安上がりで、お見苦しいとは思いますが、
旦那に撮ってもらいました。
どうせなら、着物を着た上に羽織って撮って貰えば
よかった。
しかも、下はジャージです f(^^;)