うちの母は、ケセラセラ♪

峰子さんに母を想う/金魚売りの扇子


金沢の西茶屋街でお茶屋を営む2人の女将さん



一人は75才を過ぎた小鼓の名手。
もう一人は84才の笛の名手。



〔金沢おどり〕の2人の「一調一管」の模様をテレビで
見ました。





金沢は、母と数え切れないほど訪れたところです。
「いきいき魚市」のおばさんにも一昨年最後に会いに行きました。




茶屋街にある甘納豆屋さんで山ほどの甘納豆を買い、
母娘は、店の前の縁台で五郎島金時の甘納豆を2人で
1袋ぺろりと平らげてしまったのも、一昨年の事





実は数ヶ月ほど前、番組表で「金沢芸妓ふたり」と
言うのを見て惹かれ、急いでチャンネルを廻しました。
でも、ちょうど終わりの所で見る事が出来なかった。



私が残念がっていると、旦那が、どうしたのかと聞くので、
見たかったのに終わったところだったと言うと、




「そういうのは、たぶん再放送があるから、
 キーワード録画しておけば、そのうち録画されてるよ。」


と言いました。




そして、それから暫くたって録画されているのを
旦那が見つけ、2人で一緒に見たのです。




金沢の茶屋街の情緒ある風景や、
もちろん2人の素晴らしい「一調一管」の演奏と、
テレビに釘付けになりました。




が、それもさる事ながら、何より旦那と私を惹きつけたのは、
笛の名手の峰子さんの姿です。




じつに母によく似ている。




顔が似ていると言うのではなく、
着物姿に、髪型から雰囲気、動作など・・・
母を想わずにはいられませんでした。





冒頭、峰子さんは、
撮影スタッフに向かって
「牛乳飲む?」  唐突に言います。




スタッフの方の姿は見えませんでしたが、
辞退したのでしょう。




峰子さんは、カメラマンに向かって、
顎をひき、口をへの字にして、
《・・なんだつまんない・・》と言うような顔をしました。



おどけて母がよくする表情に似ていました。




その後の場面では、峰子さんは、芸妓さんの着付けを
手伝っていました。
が、また突然、峰子さんは、スタッフに
「ラーメン食べよう 」  と言いだしました。



そんな事を言うのも母とよく似てる。




そして、小鼓の乃莉さんとの、公演前最後の合わせ稽古で、
最後の所がうまく合わない、
一息間をおいて吹き出すタイミング、
早いと言われて、やり直しになりました。




その問題の部分、吹き終わって、今度はどうかな?と
言うふうに、廻りの様子を伺うように、
お茶目に頬を掻いたり、首をすくめて、ペロっと舌を出したり・・




本当に母を思い出してしまいました。





そのビデオを、従兄が来た時に何も言わずに、
黙って見せて見ました。




「牛乳飲む?」の最初の一言を見たとたんに、
従兄が言いました。




「お母さんそっくりじゃない!」



従兄はその後も、じっとビデオを見ていましたが、
「ラーメン食べよう」の所や、
頬を掻く所や、ペロっと舌を出しておどける所など見るたび




「お母さんそっくりだよ。」
を連発しました。




旦那は、日常のお母さんを見ているようだと、
その後も、何度も何度もビデオを見ています。




峰子さんに会ってみたいな・・



旦那も私もそう思いました。



金沢おどりをぜったい見に行こう。



峰子さんに会えるかな・・・








季節はずれですが、探していたものが出て来ました。
この扇子は、母が旦那に買ったもの。
一緒に買い物に出た時に、買いました。







金魚売りの姿が粋な扇子です。











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