うちの母は、ケセラセラ♪

母語録集 パートII

随分前に、パートI をアップしました。



おさらいです。
一般に使われてるものと、母独自の言い回しもあるかもしれません。



○ 「たまげた 駒下駄 日和下駄」
○  いけすかないね、に対して、 「池がすいたら 金魚は日干し」
○ 「上等上等 上等博覧会」
○ 「あたりき 車力 車引き」
○ 「驚き 桃の木 山椒の木」
○ 「感謝 感激 あめあられ」
○ 「どうつっころばしまして 起こしもしませんで」
○ 「目の毒 気の毒 フグの毒」
○ 「とんでもはっぷん ねばはっぷん」
○ 「ばっかじゃなかろか はべれけれ」
○ 「菜っぱとシャケ」
○ 「菜っぱの肥やし
○ 「うそのかわ」
○ 「へのかっぱ」
○ 「熟んだ柿 潰れたじゃないけど・・」



意味は、前のブログを参照して下さい。






今回は、パートII です。



うちの母がよく使う日常会話の一部です。




◯ 冗談や梯子段じゃあるまいし 


   冗だんじゃないと言う意味。
   梯子だんをつけて、だんだんで、かけて。


  
 例  私 「今日の気温が25度で、明日は35度だって。」


    母 「うぇー、じょうだんや、はしごだんじゃあるまいし、
       そんな1日で気温がちがっちゃうんじゃ、
       体がおかしくなっちゃう。」

 



◯ そんなの、話しにも絵にもかけたもんじゃないね。


    話しにならないと言う意味。



 例  私 「入ってると思っていたら、
       お金が入ってないお財布を持ち歩いてた。」


     母 「あきれた・・。
        そんなの話しにも絵にもかけたもんじゃない、
        おまえのやる事は。」




◯ ちゃんちゃらおかしい ブタのケツ
 

   ふん、ばっからしいね。 と言うような意味。


   品がよく見えるらしい母ですが、結構よく使う言葉。



   旦那は、母が使っているのを聞いて、初めて知ったと
   言いました。
   でも、これは結構一般的に使われてるのではないでしょうか?





◯ しょいやまち


   「しょってるねー」 うぬぼれてるね、と言う意味。



 例  私 「このコート格好いいよね。
       私が着るから良く見えるんだろうね。」



     母 「へ・・・
        そう言うの何て言うか知ってるかい。
        教えてやろうか、『しょいやまち』って言うんだよ。」





そして、何回か書いていますが、
母のお決まりな文句のおさらいです。



 
「いかにも江戸っ子って感じですね。」 と言われると、
母 「えどっこだか、どっこだか、ね・・」と答えたり、



母 「そう見える? ハハハ・・・まあ本物だからね。
   しょうがない、ハハハハ・・」
なんて答えたりもします。





「粋ですね」 と言われると、
母 「冥土行き?」 と即答します。





そして受け狙いで何度も何度も使ったフレーズ。



先生 「重体なんですよ。」


母  「渋滞渋滞・・・って、車じゃあるまいし。」


これは、10年前の胆石の時から、
10年間、何度も繰り返し話しの種に使っていました。





昨年の在宅時には、あの辛い状況の中で、
やはり繰り返し言っていたのが、
「足がボキンボキンって言うんですけど、
 募金したほうがいいですか?」



これだけは思い返しても、なぜ冗談が言えたのか
不思議でなりません。





けれど、考えてみれば、やはり父もそうでした。
口をきくのもやっとの辛い状況下で、
看護師さんに髪を洗って貰い、鏡を見せたら
父は、「なかなかいい男だなぁ・・」と言った。



そんな事を言えるような状態ではなかったのに・・。
でも父は、辛い状況の中でも、私や看護師さんにサービスしたのです。




サービス精神旺盛。
似たもの夫婦とはよく言ったものです。






ところで、長くなりますが、
前にも何度も書きました、「菜っぱとシャケ




考えてみれば、ここ数年、病気ばかりしていたせいも
あったかもしれません。


よく使っていました。





そして、入院中のリハビリ室でも話題になっていたようです。



意識不明から目が覚めて、数日後からリハビリ開始しました。
リハビリ室に行って、マッサージを受けて、
腕や足の筋力をつけるのが目的です。



母の要望で、リハビリをしている所をビデオで撮る為、
リハビリ室までついて行きました。



機械もたくさんあって、大勢の方が、あちこちで、
それぞれのリハビリをやっているのが見えました。




母がリハビリ室に入って行くと、一人の男性が、にこにこして
「あ、こんにちは、 
 ・・・菜っぱとシャケですね。」と言って
母に話しかけて来ました。




どうやら、前の日のリハビリの時も、その男性と会い、
世間話しの中で母が、「こんなじゃあ、菜っぱとシャケですよ。」
と母が言った。




菜っぱとシャケとは、なんぞや・・・と言う事で
リハビリ室で話しが盛り上がったらしい。


で、覚えられちゃった。






リハビリ室で、こんな事があったのも、
1年前のちょうど今頃でした。






昨年、母の部屋から黄色く色付いた夏みかん
たくさん見えました。
また季節はめぐり、今年も黄色い実をたくさん付けています。





母の大好きだった、かすみ草。
たくさん頂きました。







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