えぇっさえんべぃ/枝垂れ桜と椿
以前、母から聞いた面白い話しです。
その時ちょうどテレビで、あるお煎餅屋さんの紹介を
しているのを見て、母が笑って言いました。
母 「お煎餅じゃ昔困った事があったね。」
その話しと言うのは、
昔、母がまだ若い頃、
ご近所の家に、地方から遊びに来ていた子供がいて、
その子供を近所の映画館に連れて行った時の事です。
子供好きの母。
でもまだ母自身も幼かった頃の事。
子供の面倒を見るのが嬉しかったそうです。
勇んで映画館に連れて行ったのはいいのですが、
そこで、その子供が母にしきりに
「えぇっさえんべぃ」「えぇっさえんべぃ」と言うのだとか、
いえ、母には、そんな風に聞こえたのだそうです。
「えぇっさえんべぃ」って何だろう・・・
その子に聞いても、それしか言わず、
《おさぇんべい?・・・・・かな?》
困った母は、「せんべい」をたくさん
買ってあげたのだそうです。
「おせんべいが欲しいのじゃないかな・・・??」
家に帰って、その話しをしたら、
「うちにかえろう」(いえさけぇんべぇ)と
言っていたのだと言う事が判明したそうです。
「何言ってるのか、よくわからなくて、
おせんべいでも買ってあげればいいかなって、
思って買ったんだけどね。
いや参ったね、あの時は、ハハハ・・」
と母は笑いました。
若き日の母の話しでしたが、
こちらも若い我が家の桜です。
今年で3回目の春を迎えました。
花芽をたくさんつけていますがまだ固いです。
前の桜が枯れる前の年、みごとに咲き、
枝垂れ桜の下で、もんじゃをやった事を思い出します。
今年は満開になったらかなりいい感じなのではないかな。
お母さん、またもんじゃやろうよ!
そして椿です。
今年はかなり沢山の花を咲かせました。
父が好きだった大島椿です。
正式名は何と言うのでしょうか。