うちの母は、ケセラセラ♪

母と洋画

昔の洋画のブルーレイディスクをいくつか買いました。

 (すみません、訂正です。
  ブルーレイディスクだとばかり思っていましたが、DVDでした。
 )





母が好きだった洋画を見ようと、旦那が買ったのです。





「心の旅路」

 
母はこの映画が大好きでした。




母 「とってもいい映画なんだよ。
   グリア・ガースンはすっごく綺麗な人。 
   コールマン髭のロナルド・コールマンと・・・。」





コールマン渋いです。




私は母と一緒に何度も見た事があるのですが、
旦那は見た事がないと言いました。


「じゃあ、お母さん探してみるよ。」と、
随分前に一度探した事がありましたが、
でもその時は見つからなかった。



最近になってまた探してみたら、
今度はすぐに見つかったのです。






そして、もう一つ何度も母の話に出て来た映画が、
毒薬と老嬢
母はその昔、同じ頃に映画館で人と待ち合わせると
言う事が続いたそうです。



それでその時上映していたこの映画を
何度も見る羽目になってしまったのだと、
いつも笑って話してくれました。




母 「まいったよねぇ、何回見たかわかりゃしない(笑)」








母は、よく映画の話しをしてくれました。
好きな女優さんや俳優さんの話しもしてくれました。




母 「日本の暗い映画は嫌い。 
   現実とは違う夢のある映画がいい。
   だから、戦争映画は見たくないの。」



家でも、テレビでは、洋画や外国のドラマは
ほとんど見ていました。




若い頃の母には、憧れがありました。
映画やドラマで見るマイアミ。
母 「一度マイアミに行ってみたいんだ。」




母が一番好きだったのは、
ケーリー・グラント
優しい感じが好きなんだそうです。




スーザン・ヘイワードには、若い頃、似てると
言われた事があるそうで、


母 「若い頃ね、君は、鼻がちょっと上を向いてて
  スーザン・ヘイワードに似てるね、って言われたんだよ。」
と、まんざらでもない顔。



旦那が言いました。
旦那 「お母さん、それ自慢?」



母  「じょーだんじゃあないよ。」





モンゴメリー・クリフトの事も好きでした。
「この人は、なんか好きなんだよね。
 いい感じの人なんだよ。」





母はまた、ミュージカルが好きでした。


フレッド・アステア
母「アステアは、足が長くて
      やっぱり、格好が違うよね。」




可愛いレスリー・キャロンと。
(足ながおじさん)





母 「(白鯨)のペックはちょっと恐ろしかったね。」




《アステアにペック・・・
 かなり親しいみたいです f(^^;) 》





エヴァ・ガードナー
 母「(裸足の伯爵夫人)はいい映画だよ。
   この人も美人。顎が割れててね。
   こうやって顎をあげて話すのが特徴なの。」




ローレン・バコール も好きでした。
(百万長者と結婚する方法)では、
女3人が、何とか百万長者と結婚しようと、
あれやこれやと騒動を巻き起こす。
マリリン・モンローもそのうちの一人

 
でも母は、「3人の中で一番好きだった。」





王様と私」も母は好きで何度も何度も一緒に見ました。



そして母も歌います。
「シャリーーダンス!」




明るい映画が特に好きだった母ですが、
古代ローマ帝国ものとか、中国の時代ものなども好んで
見ていました。





少し違った印象の、
ノートルダムのせむし男
母 「あの映画はねぇ・・・
   でも、ジーナ・ロロブリジーダは美人系だよね。」 




キャサリン・ヘップバーン
 母「この人は演技派の女優さんで、
   美人じゃないんだけど、すごく綺麗に
   見える時があるだよね。」


   キャサリン・ヘップバーンにも一度
   似てるって言われた事があってね。
   何だかあんまり嬉しくなかったけどね。」


と話す母は、何だか嬉しそうにも見えました。





私も母に聞いたり一緒に見たりで古い洋画は
結構詳しくなりました。




母と旦那と映画の話題になった時の事、
なぜだか
「ミラノの奇跡」と言う不思議な映画の話しになった事が
あります。




母「あの映画だけは、何だか不思議な映画だったよね。」




そうなんです。不思議な映画だった、そんな記憶です。
何回か見たのですが、内容はよく覚えていないけれど、
なぜか忘れられないシーンだけが頭の中に残っています。



日の当たらない街で、一箇所に日がさすと
みんながそこに集まって、足踏みしながら、
日に当たっている。
暗くて貧しい人々。



すると突然日の当たる場所が移動し、
人々は、慌ててそこに走って行き、また足踏みして
日にあたる。



そんな場面だけを覚えています。



母と私は顔を見合わせ
「変わった映画だったよねー」




旦那 「・・・・・・」




歳をとってからも洋画は好きでした。
入院中には、ポータブルDVDプレイヤーを持ち込み、
一晩で3本も4本もの映画を見て、
若い先生に貸して欲しいと頼まれていたっけ。



母が好きだった リチャード・ギア
いまコマーシャルで寅さんの格好をしているのを
見たら何て言っただろう・・・。
聞いてみたかったな・・・。




お母さん、
マイアミ、行き損なっちゃったけど、
「心の旅路」は見つかったよー




一緒に見よう!





「オリンピックが終わったらね。」
そんな声が聞こえてきそうです。







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