一年半振りの甘納豆・・・金沢おどり−その弐
金沢おどりの明くる日、にし茶屋街を訪ねました。
峰子さんのお茶屋さんがある場所です。
目的は、甘納豆屋さん。
旅の前、旦那に「金沢市内でどこか行きたい所ある?」と
聞かれた時に、すぐに思い描いたのは、
にし茶屋街にある甘納豆屋さんでした。
旦那は、
「あそこに行けるの?
思い出しちゃうんじゃないの?
泣いちゃうよ。」
と言ったのですが、
私 「大丈夫、 あのお店に行ってみたい・・・」
そこは、
1年半前に母とお店の前の縁台に座り、
買ったばかりの五郎島きんときの甘納豆を食べた、
その場所でした。
あの時は、まだ母が糖尿になったばかりで、
私が食べ物に対してひどく神経質になっていて、
家では、母にうるさく言ったりしていた頃でした。
でも旅行中は、なるべく言うまいと心に決めていました。
何をどのくらい食べても言うのはよそうと思ったのです。
それで、2人で買ったばかりの金時甘納豆の袋を
開けて、全部食べちゃった。
そんな楽しい思い出がそこにはありました。
この時、母はたくさんの甘納豆を買って、
宿で並べてビデオを撮ったのが残っています。
たった1年半前の事でした。
でも・・・
お店の前には・・・
母と座って食べた縁台はありませんでした。
あの時、旦那がからかって・・・
母と大笑いした・・・
その縁台はなかったけれど、その光景は・・・
私に、はっきり見えました。
*(以前アップした画像です。)
結局、五郎島金時の甘納豆は、10月からの
販売だとかで、今回は買う事が出来ませんでした。
茶屋街風景
茶屋街周辺には、軒下にとうもろこしが
吊り下げられているお宅があちこちに。
魔よけ、招福、を意味し、
《まめに働くと必ず芽(ひげ)がでる》と
タクシーの運転手さんの説明です。
兼六園にて、
お茶屋さんで休憩。
手ぬぐいを乗せておどけて見せる従兄
ちょうど、金沢市石引町のお祭りに出会いました。
金沢城の石垣を築く為に石を引いた道程の一部が
石引町と言われるようになったそうです。
当時を再現した大石引き
そして最終日は、いきいき魚市のおばさんに再会です。