うちの母は、ケセラセラ♪

みさきまぐろきっぷ


高校の友達に誘われて行って来ました。
女2人旅。



その名も「みさきまぐろきっぷ」







京急線三崎口駅までの往復乗車券、
三崎エリア指定区間のバス乗り放題、
20店舗ほどから選べるまぐろ料理のお食事、
数ヶ所から、日帰り温泉やレジャー施設利用が選べる
セットになったお得なきっぷです。




友達に誘われるまで、そういうきっぷがあると言う事すら
知りませんでした。




9時半、品川駅京急改札で待ち合わせ。



9時半前に着くように逆算して、出発時間と乗り換えを
旦那が調べてくれました。



旦那 「半蔵門線に乗り換えて、押上で都営浅草線に乗って、
    品川まで行くのが一番楽でいいと思うよ。


    10分発に乗ったら、押上で・・分に乗り換えね、
    その後の15分発なら、押上・・分のに乗って、
    20分に品川着だね。」




出来れば早いほうに乗りたいと、我が家の最寄り駅を
10分発に乗りました。



乗るとすぐに車内放送で。
「・・・発半蔵門線車両故障の為運休となりました。
 ご迷惑をおかけしますが、半蔵門線直通ご利用のお客様は、
 次ぎの電車をご利用下さい。」




えーーー! どうしよう・・・半蔵門線はやめて
JRに乗り換えたほうがいいのかな・・・
どうしようか・・・。
でも、この後のに乗っても、20分には品川に着くはずだから、
やっぱり最初の予定通り押上で乗り換えよう。




ところが、半蔵門線に乗り換えたとたん、
「この電車は3分遅れで出発しております。」




えーーー!
押上で乗り換えが4分しかないのに、3分遅れじゃ
1分で乗り換えなくっちゃならないじゃない。



それに乗り換えないと、品川駅へは、待ち合わせの
9時半には着かないのです。




降りる前から準備をして、
押上駅に着くと、猛ダッシュ



どこだどこだ都営浅草線は・・・
あ! よかった以外と近い
え? でもホームへ行くエスカレーターはどこ?
やだここはトイレ
どこどこ・・・
品川方面品川方面・・・書いてないじゃないの。
あ、あった階段
こっちが品川方面?なのかな・・・



エスカレーターじゃなく、階段を駆け上りました。




「すみません、こっちは品川行くほうですか?」


「え!? い・・やぁ、品川は反対じゃないですか。」





向こうのホームを見ると、もう電車が入って来てる。


ピーーーーーー



待ってぇ・・・・



走る走る・・・階段を駆け下り、また上る。



ピーーーッ
滑り込みセーフ
パシーッ



ε=(´ο`*)))ハアー


全身が冷たくなりました。
痺れが来た



「やばい、私死ぬのかな・・・」
冷や汗がドっと出てきました。
慌てるな慌てるな・・・



落ち着け落ち着け・・・




数駅が過ぎて、なんとか落ち着き、
やっと品川駅到着です。




高輪口高輪口・・・




階段降りるとすぐに友達が手を振ってくれ、
汗と涙の感動の再会(笑)。



あぁああああよかったぁ




そこから2人の口は止まる事がなく、
しゃべり続け・・・



無事、まぐろきっぷを手に京急に乗って
しゃべるしゃべるしゃべる・・・




気が付くと?・・・車内にあれだけいた人が誰もいない。



友達 「え! ここどこ?
    誰もいないよ。」



ホームです。
見ると、〔三崎口
到着していました。



車内にも、ホームにも誰もいません。
しかも、電車の扉は閉まってる。


)゜0゜( ヒェー


たいへーん、おしゃべりしていて到着しているのに
気がつかなかった。



いったいこの電車は、車庫に入ってしまうのか、
はたまた、品川に戻ってしまうのか・・・




急いで荷物を持って、車掌さんのところまで走りました。
「すみませーーん! 降りますーー。
 降ろしてくださーーーい。」




車掌さん 「?! あっ、わかりました。
      今すぐ開けますから。」




友達   「あ! 荷物、席に置いてきちゃった!」



┐('〜`;)┌





何とか三崎口駅に降り立ち、バス停へ。
バスは出たばかりでした。



たぶん、電車の中で到着に気が付かずに
しゃべってなかったら、バスに乗れたはず。




「まあ、急ぐ旅でもないし、次ぎのバスでいいじゃない。」



バス停でバスを待ちながらも、おしゃべりは止まりません。








油壺に着いて少し海岸を歩き、
「ちょっと座ろうか」
座っちゃったらまたしゃべる。




食事も温泉もまだです。
ただしゃべりっぱなし。




友達 「こんな事なら、別に近所で会っても
    同じだったね、ハハハ・・・」




それにしても天気がいい
風も心地よく



トンビがのんびり飛んで、ピーヒョロヒョロ
のどかに鳴いて












やっぱり気持ちいいねぇ・・・



「そろそろ食事に行こうか・・・」




ホテル京急油壺観潮荘で、生ビールで乾杯、
食事券で、まぐろきっぷセットの、
漬け丼、マグロの唐揚げ、ひじきの煮物を頂き、



温泉入って、
背中の流しっこ。



露天風呂では、海とトンビを眺めながら
寝湯に並んで入り、
また延々とおしゃべりは続くのでした。



のぼせたよー



温泉から出てまたビールで乾杯して
ホテルを出ると、もう夕日が真っ赤に
ススキの向こうに落ちかかっていました。




それほど人に出会う事はなかったのに、
帰りのバスは結構満席状態。



終点、三崎口駅に着きました。
降りる時に、まぐろ切符を見せます。




立ち上がってふと周りを見ると、
バスの乗客みんなの手には、
まぐろきっぷ。




思わず笑っちゃいました。



友達はサザエを買って、






日本橋で別れるまで、
なんと、9時間あまり、絶え間なくしゃべり続けた
旅でした。



楽しかったね。
また行こうね。



ありがとう!






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