黒いスワロフスキーのチョーカー
夜中に自分の部屋で作った出来上がったばかりの
ビーズアクセサリーを、
翌朝、何気なく、さりげなく、ついと私によこす母。
母 「こういうの作ってみたけど・・・
・・・どうかな、気に入るかな・・・(微笑)
気に入るか気に入らないか、ハハ・・知らないよー
気に入らなけりゃ誰かにあげちゃってもいいし。」
私に渡す時、なぜか少し照れたように、よそをむいて言いました。
私 「わぁ! 作ったの? いいじゃない!
格好いいねぇ、いい色だねぇ・・・」
私の嬉しそうな顔を見ると、母の顔もほころびました。
母 「気に入った?
じゃあ、よかった (*⌒―⌒*) 」
安心したような母の笑顔がありました。
いつもの光景です・・・
一時期、せっせと作ってくれていたのは、
たくさん残してくれようとしたから。
テグスが延びて、切れて・・・壊れたら・・・
私には直せない。
でも、私が出来ないから作ってくれたのだから、
直せなくてもしょうがないよね。
母 「直すのは大変、直すのなら新規に作ったほうが
簡単なんだよ。
ただ同じ物作れって言われると困っちゃう (笑)
その場限りで作ってるから、
考えながらやらないといけないからね (笑)
勿体ないなんて使わないんじゃだめだよ。
それじゃあ作った甲斐がないから、
どんどん使えばいいんだよ (笑) 」