うちの母は、ケセラセラ♪

まさか!一等?


もう随分前の事です。


父がいなくなって、母と私だけの生活だった頃の事です。



夜中に母が私を呼んでる声がしました。



声をひそめて呼んでる。

何だか様子が変です。



私は何かあったのかと、慌てて階段を降りました。



私 「どしたの! 何かあったの?」



母の顔色が悪い。



私 「どこか具合でも悪いの?」



母 「ちょっと・・・これ見てよ。」


元気のない小さい声です。



私 「どうしたの? なに?」



母 「いっくら見ても同じなんだよ。
   何度見比べても同じなんだけど・・・
   ・・・これ・・・どう思う?」



新聞の上にジャンボ宝くじが置かれているのを
指差しました。



母 「見てみてよ。 一等なの? これ?
   どこどう見ても同じ数字なんだけど・・・」



私 「え?・・・そうなの?」




慌てて比べて見てみると、確かに・・・
同じ数字が羅列されていました。
こっちが、*******でしょ。
で、******* 同じだね・・・


・・・・・・




しかしよく見ると??
気が付きました。



「組が違う。」


やっぱり、そんなうまい話しはなかった。




私 「なぁんだ、組が違ってるよ。」



母 「あぁ・・・ほんとだぁ
   ハハハ・・・あぁびっくりしたよ。
   一等当たっちゃったのかと思って、震えが来ちゃった。」



どうりで、いつもの母とは違っていました。


それにしても、震えちゃったなんて、
ケセラセラはどうなっちゃってるんでしょう?



まあ話しの落ちはだいたいこんなものと決まっています。




それにしても、この年は当たり年の年でした。



その他にも、商店街のガラガラでも、何と自転車3台と
ビール1ダース当てました。



自転車1台分は、金券に変えてもらったのですが、
この話しはのちのちまでも、母が笑い話しで
語っていました。



「いやぁ自転車3台には参ったね。
 だけど面白かったねぇ。」




こんな年もあったんです。





その後は、ずっと、ハズレ年が続いていましたが、
今年また当たり年のような私。



知り合いに頼まれて応募したのは、
隅田川花火大会の特設観覧席。



市民協賛の為、
リバーサイドスポーツセンターの野球場に
観覧席が設けられますが、応募者が多い為抽選になります。



頼まれて、旦那と私の名前で別々に応募して、
私だけが当たりました。



年々応募者が増えて、今年の競争率はなんと10倍近く?、
20人で手分けして応募したのに、
当たったのはたった2枚だけだったと、
大喜びされました。




それにこの間の居酒屋のナイキの靴。




・・・でも考えて見ると、
1つは頼まれたもので、1つは当たったけれど
大きすぎて履けない靴。




なんだかなぁ・・・
もうちょっといいものが当たらないかなぁ・・・



旦那 「宝くじ買ってみれば。」









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