レースの手袋
肺炎で家にいる時に見つけたもの、
それは、レースの手袋でした。
寝ていて伸びきった髪の毛を止めるヘアバンドを
探していて、あちこちの引き出しを見ていたら、
２双のレースの手袋がしまってあるのを見つけたのです。
１双はすぐに見てわかる市販のものですが、
もう１双のほうは、まさしく母が編んだものでした。
あっ！ これ・・・
記憶が少し蘇りました。
たしか、私が結婚式の時にした手袋を見た母が、
「これなら編めるね。編んでみよう。」と言って編んだ・・
たしかそうだったと思います・・・。
私の記憶も極めて曖昧です。
母が編んだのは、はっきり思い出したのですが、
いつ頃だったんだろうか・・・と考え
一緒にしまってあった手袋と考え合わせると
たぶん、その時ではないかと、
何となくそんな事を徐々に思い出して来たのです。
式が終わった後で片付けをしていて見て、
突然思いついたように編んだのだったと思います。
なので、この手袋は式では着けていません。
式前に編んでくれたものならば、もちろんこの手袋のほうを
していたでしょう。
この手袋のほうが、だんぜん素敵だから・・・。
そして・・・
普段滅多にする機会のないレースの手袋は、
引き出しにしまわれたまま忘れられていました。
手袋着画です。
ん・・・・たくましい腕です
母のビーズのバックに掛けて見ました。
このバックはかなり古いものです。
総ビーズで重さがありますが、
夏になるとよく持っていました。
浅草 「孔雀堂」 オリジナルのバックです。
