うちの母は、ケセラセラ♪

ラブレター


以前アップした母の女学校時代の写真に
こんな話しの続きがありました。




むかし母が女学生の頃、千束の家の、前の家に下宿していた
慶応大学の学生さんが、母が帰って来た所を狙って、
2階の部屋の窓からラブレターを落としたのだそうです。



母はそれに気づかず、手紙をまたいで家の中に入ってしまった。



ところがその後ろを歩いていた女学校友達がそれを拾って、見ると。



それには、「国際劇場の前で待ってる」と書いてあったのだそうです。
母の友達は自分へのラブレターと勘違いして、
喜んで出かけて行ったのだそうです。



でも、結局彼は来なかった。




以前ブログにアップした母の女学校時代の写真。
この写真は3枚ありました。



1枚は、母の許嫁が戦地に持って行き、
そしてもう1枚は・・・



その学生さんが、戦地に行く時に
持って行きたいので、どうしても写真を貰えないかと頼まれ、
断れずに渡した。


前のブログで私はそう書いています。




けれどその後、自分の実家に帰ったその方は、
若くして病で亡くなってしまいました。




そして、そのご家族の方が、写真を見つけ、訪ねて見えて、
大事に持っていた写真を棺に入れてあげたいのだけれど
了承して貰えないかと言われた。





旦那の記憶は、ちょっと違っていて、
写真は、学生さんに頼まれてあげたのではなくて、
亡くなった後に、ご家族の方が訪ねて見えて、
棺に入れてあげたいので写真を頂けないかと頼まれた。





いまとなっては、どちらが本当なのか、確かめる事は
出来ません。




と言う訳で、3枚あった写真の2枚は、母を想った2人と
一緒に消えてしまいました。






おかあさーーん、どっちが本当なのーーー




もしかして、学生さんが2階から何か落としたの知ってて、
気が付かない振りしたのじゃないのーー











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