うちの母は、ケセラセラ♪

エンディングノートと、プリン


立春も過ぎ、もう春がそこまでやって来ています。


昨日は東京でも雪が降って、今朝は凍っていましたが、
先週は、暖かい日が続きました。




もうすぐ は〜るですねぇ♪ なんて歌が思い浮かんでも、

春は好きではない私ですが、節分には豆まきをして

寒中には、母がやって来たように寒餅をつきました。




母も大好きだった海苔餅の辛み餅です。




3年前の最後の節分は、母がなくなるひと月前でした。
「おにわ〜そと ふくわ〜うち」と一緒に言った母。




時はただ流れ、私は普通に暮らし、
時にまた泣いたり、沈み込んだり、そして大笑いしたり・・・



それでも春をまた迎えます。
3回目の春





昨年末は、私にとって、また悲しい別れがありました。



以前何度もブログにも書いていた幼なじみが突然いってしまったのです。
あまりにも突然の事で、何がなんだかわからないまま、
年末年始を過ごしました。





早朝の電話
まだ寝ていました。
弟さんからの電話でした。



寝ぼけた頭だったせいだけではありません。
電話で知らされた事実を理解できませんでした。




うそでしょ!
そんなバカな事ってあるの!


だって、つい数ヶ月前に一緒に飲んだし、
この間はメール貰って元気だったじゃない。


すぐ行く!





でも、もう彼女は起きてはくれませんでした。





4年前にお父様をなくし、3年前のうちの母の時は、
お母様と一緒に来てくれて、
なのにその翌月には、そのお母様をもなくされ、
1人になった彼女はエンディングノート
書き残していました。




でも、まさかこんなに早くこのノートが役立つなんて、
彼女自身も思って書いた訳ではなかったはず。





彼女が選んでおいた御自身の遺影は、
美しかったお母様の面影そっくりに、美しく微笑んでいました。




そして、エンディングノートに書き記されていた通りに、
お母様のピンクの着物を着て、黄色い花に囲まれて、
郷ひろみの歌と共にいってしまったのです。





密葬を希望すると書かれた中でも、
送って欲しい人の中に私を選んでくれて感謝しています。



でも、早すぎたよ。
貴女を送るのは悲しすぎます。
これから一緒に遊べると思っていたのに。
さっさと行っちゃって、私はどうするのよ。





「私にもしもの事があった時でも、
 大好きなママの所に行けてラッキーと思って悲しまないでね。」

そう書かれていたそうです。





今頃は、大好きなお母様と一緒に笑って
いるでしょう。
彼女の楽しそうな、えくぼの笑顔が目に浮かびます。






彼女のお母様とうちの母も仲良しでした。




母が突然会いに行きたいと言って、
彼女のお宅を訪ねたのが、母が具合が悪くなる
数ヶ月前の事でした。
その時も日記に書いています。





あの時、なぜか・・・母が、
「ねぇ、写真撮って!」と私に言って、
4人で記念撮影したのです。



みんな笑っている写真があります。
いま見ると、その時の母は、もうだいぶ痩せていました。




それから半年経たない内に母が倒れ、
そして3年の間に3人がいなくなってしまったなんて・・・。
残っているのは私だけ。





Kちゃん、いままで色々ありがとう。
竜巻の時は、心配してメールくれたのに・・・
寂しいよ



きっと、知らない内に、ママの所に着いていて、
びっくりしてるのじゃないかな。
でも、ママと一緒にいられてよかったね。





Kちゃん!
うちの母の事もよろしくね。

さようなら







懐かしい昭和の写真再び
私の過去の栄光です。
今は見る影もないけど、私にも可愛かった頃が
あったんですね。




そして、
この頃の写真は、Kちゃんといつもいつも一緒。


二人共、今話題の割烹着を着ています。
     向かって、左がKちゃん、  右が私



前に乗せた写真です。幼稚園の園長先生の前で。
           私と   Kちゃん



彼女らしい笑顔。えくぼが可愛いKちゃんと、 私




小学校入学 緊張した顔してます。
3人娘です。 私、 Kちゃん、 下駄屋のMちゃん





家族ぐるみで箱根に行った時。
痩せてた母が、私を産んでから太り、
この頃は、ちょうど一番太っていた頃の母です。
Kちゃんのすぐ後にいるのが、Kちゃんのお母様
母は笑っているのに、横目で何かを見ている怪しい私。




3人いつも一緒でした。
  Kちゃん、  Kちゃんの弟、   私




一人っ子の私は、Kちゃんの弟さんは、
自分にも弟が出来たように、 嬉しそうな私。





本人希望の密葬だった為、ほとんどの方に知らせず、
年が明けてから、近所の方や、友達などに
通知したそうです。




その中で、先月、地元に暮らす友達が2人、
お線香をあげに見えるから来ないかと
弟さんから電話を貰いました。




2人は地元で時々会っていたそうですが、
私とは、卒業以来です。



胸躍らせ、うん十年振りの再会。


でもすぐにわかりました。




即座に1人の友達が、私を見て言いました。
「おばさんにそっくりになったわね。」




ちょっと嬉しい・・・
子供の頃、父にそっくりと言われるのが嫌だった私。



Mさん 「おばさんが、プリン作ってくれたのを
     すごくよく覚えてるの。」



う〜ん・・・やはり、どこでも母の印象が一番らしい。
私の話しは出てこない。




その後、Sさんがやはり同じ事を言いました。


Sさん 「いつもね、遊びに行くと、
     よく来てくれたわねぇ、って言ってくれて。
     プリン作ってくれたの。」



ハハハ・・・同じ事言ってる




母は、あの頃からよくプリンを作っていたのね。



ん十年振りに会った小学校の友達から、
母の話しが一番に出てくるとは、思っていませんでした。



Kちゃんのお陰で、再会出来て、嬉しい話しを聞けました。



同級生の話しで盛り上がり、
心はあの頃に戻っていました。




Kちゃんにも、母にも感謝です。







いつもありがとうございます。