うちの母は、ケセラセラ♪

カイの体験入学日記


日本の小学1年生になって、今日で4日目です。



本当は、嫌いな帽子も被って、ランドセルも重いけど、
カイは頑張ってます。



学校までは、結構遠く



6〜7人のグループでの集団登校。
一番前と一番後に6年生のお姉さんが付いて、
カイは2番目を歩きます。
カイのグループで、1年生はカイだけ。



2日目、重い算数セットを持っていく為、
列の一番後に私がついて歩きました。



カイは、私が一緒にいる事に気が付かず、
黙って、先頭のお姉さんの後を付いて歩いています。



実は、家の前のマンションに住んでいる6年生の
お姉さんは、可愛くて、カイはちょっと嬉しいんです。




学校までは、子供の足だと、20分から25分かかります。



見てると、ランドセルが重いらしく、
途中で、肩からはずし、両手で持って歩いていました。



先頭のお姉さんが、笑って何か言ってるようですが
私には聞こえません。




大きなランドセルを両手で持って歩くのは、大変な事。
カイは必死です。



そのうち、持って歩くのが大変になって、
また背負いました。



そんなこんなしながら頑張って、やっとの事、学校に到着。





何もかもが自由なアメリカの学校と違って、
色々な決まり事があります。




学校で毎日やるプリントも宿題も全部100点。
「すごいねぇ!カイ」と大人達は、おだてます。



そして、おだてによく乗っちゃうカイ。
「うん、ぼく出来るよ。
 ぼく強いんだよ・・・」




大人達の期待を感じてか、頑張っているのがよくわかります。






今回、急に決まった体験入学は、
旦那と私にとって、楽しみでしたが、
大変な事も色々ありました。




学校、教育委員会へのお願い、そして手続き、
短期間で、揃えなければならないものと、
名前書きなど。




私は学校指定の袋作りもあって、
久し振りのミシンに悪戦苦闘でした。




何年ぶりかで出したミシンは、調子が悪く、
徹夜で縫い上げたと言えば聞こえがいいのですが、
何と近くでは見せられないほどの出来映えの悪さです。




一番小さい袋には、箸、スプーン、歯磨きセット、
コップ、ナプキン、マスクを入れます。


次ぎが、上履き入れ。


一番大きい袋には、体操着と赤白帽子を入れます。







そして問題は、下校でした。
下校時間が上級生と違う為、1年生だけの下校になります。



2日目、私は心配で、少し離れたところから見ていました。
1年生ばかり、蟻の行列のように学校から出てきて
こっちに歩いてきます。



最初は、ちゃんと列を作ってましたが、
横断歩道の信号待ちで、大勢がうじゃうじゃ固まりました。



つっつきあったり、叫んだり・・・
なぜか防犯ベルをみんなで鳴らし合いっこを始め、
信号が変わると、「キャーー・・・・」と言いながら、
一斉に走って渡りだしました。




私はカイに見つかり、
他の子が、「だーれ? わかった!カイくんのお母さん!」


《よしよし、良い子だ (*^_^*) 
 おばあちゃんって言わない所が素晴らしい。》



そしてまた一斉に、私に色々な事を話しかけて来ました。




やぁ・・・一年生は面白い怪獣達です。




突然走り出したり、寝転がったり、危険危険!
危険で心配で、何より面白い一年生だけの下校風景でした。




そして次ぎの日、
旦那が迎えに出た時の事



列でカイの後を歩いてる子が旦那を見て
言ったそうです。



「外人に見えないですね。」




アメリカから来た日本人のアメリカ人なんだよ。」

旦那は、そう答えたそうです。 

┐('〜`;)┌





カイが言いました。


「何で、ぼくだけ迎えに来るの?
 みんな来てないのに・・・」




そうか・・・う・・・ん、どうしよう・・・
やっぱり、見たいなぁ・・・怪獣達。








いつもありがとうございます。